健康は責任だと思う
気功の話題になった時。何で気功を練習するかと聞かれました。気功は年配の人たちの専売特許ではないでしょうか？
気功とは何かというと、複雑といえば難しくなりますが、簡単にいうならば気功はつまり健康な生活だと思います。それほど特別なものではないように考えてもいいと思います。気功への理解は健康についての認識です。気功を練習することは健康のためです。健康は特に高齢の方に重視されますが、若者にとってもっと重要なことだと考えたほうがいいと思います。なぜなら、年をとったときに健康とはいかに重要なものであるかを実感するのですから。若い時は生命力が強く、健康であることが当たり前なので、健康についてあまり気にしません。
体の中に、「元気」と「病気」が両方あると考えてください。若い時にあまり自分の身体のことを注意しないと、小さな病気の種が身体の中に入ってしまいます。体の元気が強い時は相対的に病気の方が弱いので、気になりません。年をとると元気が弱くなり、その残った病気の種が発芽して、相対的に強くなります。年をとった時に出てくる病気は若い時の不摂生から来るものです。それは自身に対する影響です。もっと大事な事は若い時の健康さは自身のことだけではなく、特にこれから子どもを作る人たちには自身の健康があとに続く世代に影響があるということです。
子どもに受け継がれる富は、教育と、親から受け継がれる財産です。それは子供自身が選択できないとともに両親も選択することはできないものです。持っているものしか受け継ぐことはできません。ただし、もっと大事なことは、健康は子供自身が選択できませんが、両親が選択することができるということです。健康状態が弱いとき子供を作ったら子供の健康にどういう影響がでるか、そしてそれは子どもに一生付いてまわるということを良く考える必要があります。子どもに一生の健康を与えるために若いうちから自身の健康に気をつけることは若者の責任であると思います。
子供に与える一番の富は健康だともいえるでしょう。ある病気に苦しんでいる人がいたとします。病気の原因はいろいろあります。原因の一部は遺伝した苦しみです。それはしようがないと普通の考え方ですが、実はそれこそ避けられる可能性が大きいと思います。両親が一番健康な状態で、また健康関係の知識を把握することが必要です。それは両親の責任です。人類一番偉大な愛は母親から子供への愛ですが、生まれてから至れり尽くせりの世話より、タバコをすわないなど、自身の健康さをよりアップすることも子供への愛ではないでしょうか。それこそ人類がより健康にどんどん進化している基本です。
自身の健康は子供の一生に影響する。だからこそ自身の健康を向上させるためのひとつの道として気功を薦めます。
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